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TAKING OVER / SIZZLA
[VP / VPCD1631]
一時人気がダウンしたものの、今ではウソのように盛り返し燃え続けるラスタDJ、シズラのニュー・アルバム。今まで以上にパワー・アップしたのはもちろん、ただ激しいだけではないDJ、歌共に磨きがかかっています。それを引き出すXterminatorのサウンド、さすがファティスのプロデュース!! 特に「Somewhere
Ohoh」でそれを証明してます。聴けば貴方も完全にヤラレル事間違い無し。[輸入盤](坪木良典)
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THE BEAT GOES ON / TANTO METRO &
DEVONTE[VP / VPCD1621]
大人気コンビ、タント・メトロ&ディヴォンテのニュー・アルバム!! 前作の『Everyone...』から約3年振りとなる本作は、Shock-ing
Vibesの音源を中心にPent-house等々ダンス・ファンにはお馴染の音をバックに彼等独特のダンスホールなノリが十分に楽しめます。「Everyone...」を超えるヒットはまだ無いが、その人気を保っているのは本当にスゴイ!! 正に息の合ったコンビなのだと実感するハズ。[輸入盤](坪木良典)
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ULTIMATE
COLLECTION / BUJU BANTON[HIP-O
/ 314541336-2]
現在のジャマイカ・レゲエ・シーンの頂点に立つ男といっても過言では無いブジュ・バントンが初のベスト・アルバムをリリース。初期の大ヒット「リング・ジ・アラーム・クイック」から昨年リリースされた「ママ・ルール」まで、レーベルを超えて人気の高いナンバーばかりを収録し、ブジュのブッといヴァイブスを体感できる超強力な一枚。シングルのみやコンピ盤でしか発表されていなかった曲も多数収録。[輸入盤](小池信一) |
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VOLCANIC DUB / TWILIGHT CIRCUS DUB
SOUND SYSTEM[M RECORDS
/ CD200]
前作から丁度一年ぶりのオランダのダブ・ユニットの新作。今回もかなりきているダブ・サウンドで、相変らず自作自演の生ドラムにエレキベース、キーボード、ギター等を駆使した多重録音を上手くダブ・ミックス。超ヘヴィーな重低音と研ぎすまされたエフェクト群がモヤモヤと霧に包まれたアムステルダムの街を連想してしまう。やはり欧州の雰囲気がもろに露出していると言えるエレガントなダブワイズ。 [輸入盤](長井政一)
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BACKYARD MOVEMENTS DUBWISE 2001 /
THE DISCIPLES
[BOOM SHACKA LACKA /
BM101CD]
久しぶりのリリース。現在ではRuss-D一人でディサイプルズを運営しており、サウンド・システムこそ只今休止中なのだが、トラックメーカーとしては大忙しの様だ。本作はテナステリン、トニー・ルーツ、ダニー・バイブス等のヴォーカル曲のリズム・トラックを起用したダブ作品で、過去のイントゥルメンタル・ダブの雰囲気とは異なるが、音の一つ一つのパーツは相変わらず図太い迫力満点のダブである。[輸入盤](長井政一)
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SPEAR BURNING-BURNING SPEAR PRODUCT-IONS
1975-1979 / BURNING SPEAR
[PRESSURE SOUNDS / BRPS033]
一聴しただけでは気付かないかも知れないが、これはかなり凶暴なレゲエである。重厚なウィンストン・ロドニ−のボーカルと、戦闘的でこれこそリアルなルーツ・スタイルのリディムによる強烈なグルーヴ。7分以上にも及ぶ名曲「Jah
No Dead」のディスコバージョンは、ヘッドフォンもしくは爆音で聴くと威力も倍増。その他バーニング・スピアのプロデュースによる諸作品も聴き逃せない。(武田洋)
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TRIBUTE TO THE BEATLES REGGAE STYLE/V.A.[TROJAN/TALL501]
このジャケはいかがなものかと思うが中身は○。タイトル通り44曲すべてビートルズのカヴァーで、当然ハズレもあったりするけど聴きどころもたくさん。スライドギターの揺れ具合が夏っぽく心地イイ「Isn't
It A Pity」、あのモホークスが豪快に男臭くアレンジした「And I Love Her」、ドビー・ドブソンのボーカルが泣ける「Carry
That Weight」など。大人気「Ob-La-Di-Ob-La-Da」のカバーも2曲あり。[輸入盤](武田洋)
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DARKER THAN BLUE : SOUL FROM
JAMDOWN 1973-1980 / V.A.
[BLOOD&FIRE/BRBF036]
ソウル・ジャズの『100% Dynamite!』シリーズを経て、ようやく認知されてきたレア・グルーヴ・スタイルのファンキー/ソウル・レゲエ。その中でもブラック・パワー溢れる60〜70年代のソウル・ミュージックのカバーに焦点をあてたものだが、ただリディムのカッコ良さにとらわれた選曲ではない。聴き慣れたメロディの隙間から、社会状況が今よりもっとシビアだったジャマイカの空気を感じることが出来る優れたコンピ盤。(武田洋)
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ユニティ/シスター・カヤ
[ポリスター / MTCH-1002]
前作『ドラゴン・レディ』から丁度1年。自身のレーベル、シストレンと同様に順調に活動を展開するシスター・カヤの新作が届いた。この1年、度々単身でジャマイカやアメリカに乗り込んで制作したようで、モーガン・ヘリティジ、マーシャ・グリフィス、アンソニーB、ビッグ・マウンテン等が彼女の唄に華を添えている。「島唄」や「春夏秋冬」等の名曲カヴァーが目玉だろうが、オリジナルの方が彼女らしいのでは?(大場俊明)
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シークレット・ストーン/マーシー
[ザイオン・ハイ / ZHCD-004]
以前、ザイオン・ハイ・レコーズからのコンピレーション盤『Japan Love
Reggae Music』シリーズにも参加していたので御存知の方もいるであろう女性ラヴァーズ・シンガー、マーシーのフル・アルバム。ルーツ色の濃いレーベルの中でもマスコット的な存在なのか、ドリーミーな恋愛をテーマにした曲が多い。バックも彼女の甘い声に合わせ、UKラヴァーズ風な仕上りにまとめている。各曲のダブ・ヴァージョンも収録。(大場俊明)
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スクラッチ&カンパニー〜ブラックボード・ジャングル・ダブ/リー・ペリー
[ツー・チルドレン/ BLCY-1026]
以前『Scratch Attack!』として日本盤もリリースされたリー・ペリーの名盤『Blackboard
Jungle Dub』と『Scratch & Company』の2 in 1 CDがリマスター&紙ジャケで再登場。共に70年代中期、つまり彼のスタジオ、ブラック・アークが稼働していた時期の作品だけに、内容は保証付き。特に74年にリリースされた前者は初のステレオ録音によるダブ・アルバムで、彼の作品の中では間違いなく3本指に入る傑作だ。(大場俊明)
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ミーツ・リー“スクラッチ”ペリー1/ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ
[ビクター / VICP-61451]
最新ベスト盤がオリコンで20位にランク・インしたり未発表曲入りリマスター盤が出たりと異様に盛り上っているボブ・マーリーのアイランド以前の音源を日本編集したベスト盤。彼はアイランド以前にも膨大なチューンを残しているが、今回のベスト盤は、リー・ペリーがプロデュースした物に的を絞り、更に初心者でもとっつき易い選曲となっている。「Soul
Rebel」や「Small Axe」を収録した「1」に加え、「2」も同時発売。(大場俊明)
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リターン・オブ・ドラゴン/シスコ
[ユニバーサル/UICD-6025]
1年半振りの2作目。プロデューサーには前作参加の布陣に加え、テディ・ライリーの名も。「Last
Night」や「Dance For Me」といったアップ群では期待通りのシスコ節が炸裂、スロウ曲においてもダイナミックなパフォーマンスが展開され、彼の信条である「全力投球」は遵守されている。ドゥルー・ヒルの面々、ラヴハーといったファミリーの参加も、相変わらずのお祭り騒ぎをこれでもかと盛り立てる。(石澤伸行) |
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イン・サーチ・オブ.../N.E.R.D.
[東芝EMII/VJCP-68307]
「Suparthug」や「Caught Out There」といったトラックでシーンをかき回したネプチューンズに友人1名が加わったユニット。先行カットの「Lapdance」等に代表される戦闘的なビートが基調を成すも、時折差し込まれるメロウな風情や品の良い鍵盤系の音色からは新たな刺激が。ケリスらのゲスト参加も最小限に抑えられ、何故か主役の座はファレルのヘナヘナ声に。相変わらずの傍若無人振りが痛快な作品だ。(石澤伸行)
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オリヴィア/オリヴィア
[BMG/BVCP-21204]
アリスタを離れたクライヴ・デイヴィスが興したJレコーズからの第一弾アーティスト。元サーフィスのデヴィッド・コンリーが手が
ける先行シングルは小気味良いミッドながら、アンダードッグスらによるアップは自らが駆使するラップも手伝ってかなりにタフな質感を持つ。クール&メロウな声質は一瞬アリーヤを彷彿させるも、ジミー・コージアとのデュエットでは熱くたぎるようなソウルネスを放出。これは名曲!(石澤伸行)
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フェイス・アップ/リサ・スタンスフィールド
[カッティング・エッジ/CTCR-13148]
コールドカットとの「People Hold On」から数えて12年、5枚目となる新作が届いた。2ステップの導入など若干の新しい試みはあるものの、基本的にはゴージャスかつオーガニックなサウンドに、彼女のハリのあるヴォーカルが乗るといういつもの作風が並ぶ。円熟味に加え全体を覆うハッピー感は、盟友イアン・ディヴァニーと入籍した彼女の私生活の充実ぶりが反映されたものだ。ファンには間違いなしの内容なり。(石澤伸行)
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ソウル・エッセンシャル/V.A.
[カッティングエッジ / CTCR-13148]
欧米を股いで選曲されたコンピの第2弾。マイナーにおいて逆に輝きを増したナイン・ヤーズや「Ribbon
In The Sky」の爽やかさを更に増量してみせた2メン4ソウルといった欧州勢に加え、ジョー「Stutter」のガラージュ風リミックスといった粒立ちの良い楽曲群を前に、興奮は止むことなく襲ってくる。各曲を繋ぐ際のスムーズな流れと音源の蔵出し感は前作を遥かに凌いでいて、好事家の間では既に話題沸騰中!(石澤伸行)
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ダブズ・イン・ザ・キー・オブ・ライフ/サブ・ライフ
[P-ヴァイン / PCD-23139]
アメリカでルーツやダブをやっている地域と言えば、SF、LA、そしてNY位だろうと思っていたが、このサブ・オスロはテキサスのバンドだ。元々ライヴでダブをやろうとして5人が集まりスタートしたそうだが、そのライヴは3時間にも及ぶとか。本作を聴いても、ジャマイカの、というより、彼等がやろうとしてるのはサイケデリア側の視点から解釈したダブだろう。このインプロ主体の刹那感もまたダブの面白さ。(大場俊明)
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ザ・エターナルズ/ザ・エターナルズ
[バッドニュース / BACY-10]
依然としてトータスらシカゴ音響シーンが注目の中、少しベクトルを異にしたバンドが登場。ジ・エターナルズは小綺麗にまとまったポスト・ロックというよりはもう少し乱暴にダブやレゲエ、民族音楽やジャズ、ブラックミュージックにロックのエッセンスを消化して、個性的な音を発信。トータスのメンバーであるジェフ・パーカーやエンジニアであるケーシー・ライスも参加したシカゴ・シーンのアナザー・サイド。(高橋晋一郎)
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ライフ・ストレンジャー・ザン・フィクション/インコグニート
[ユニバーサル / UICR-1013]
もはや名実ともにUKソウルを体現するユニットとしてその地位を不動のものにしたと思われるブルーイ率いるインコグニートの通算8枚目となるアルバム。ブルーイと並ぶ存在だったメイザ・リーグの姿こそ無いものの、女性3人と男性1人を加えたヴォーカル陣が入れ替わり立ち替わりお馴染みのバック・バンドとセッションし、ソウルやファンクを生み出すインコグニート節は更に洗練されたものに。(高橋晋一郎)
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ミュージック・フォー・アンダーカバー
+フラワーズ/藤原ヒロシ
[クルーエル / KYTHMAK-065DA]
藤原ヒロシによる未発表音源が、'99年にリリースされたミニ・アルバム『Flowers』とカップリングでリリースされた。まずはK.U.D.O.との共同制作による様々な楽曲や効果音のコラージュで構成された23分34秒にも及ぶミュージック・コンクレートに驚かされるが、その後の『Flowers』音源で聴くことのできる美しいピアノ旋律にダビーなブレイクビーツが絡み合う藤原サウンドは健在。ジャケットは3種同時に発売される。(高橋晋一郎)
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ア・ナイト・アット・カフェ・アプリ・ミディ/ティカ[V2 / V2CH-6010]
和製ポップス/ソウルという枠を軽々と飛び越え、実に巧みなセンスで構成されたデビュー作『Weight-Less』に続くティカの新作は、渋谷カフェ・アプレミディで行われたライヴを収録したシンプルで力強い一枚。こだま和文や森俊二、Nargoらをゲストに迎え、クラッシュやデニース・ウィリアムズ、スタイル・カウンシルからYMO迄をもカヴァーした涼しいセッション集。カフェならではの臨場感がリラックスを誘う好企画盤。(高橋晋一郎)
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リ・リリース/アナンダ・プロジェクト
[カッティングエッジ / CTCR-14175]
クリス・ブラウンのソロ・ワークとなるアナンダ・プロジェクト名義のアルバム『Re-Release』をキング・ブリット、ブレイズ、クニ、ジョー・クラウゼルらがリミックスを施し、クリス自らノン・ストップでミックスしたアルバム。原曲の良さをそのままにアレンジを加えている点、それでいて全体に統一感を持たせている点、更にはそれが秀逸な出来である事がこの作品をよりマッシヴに。リミックス盤の超好例。(高橋晋一郎)
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43-26〜ファー・イースト・ヴィジュアル・サイエンス/O.S.T.
[サウンド・スケープ / FESN-CD-001]
試写会に驚異の600人を動員した森田貴宏制作の最新スケート・ビデオ『43-26』のサントラ盤。僕もビデオを観たけど、たった0コンマ何秒のシーンに気の遠くなる時間と魂をブチ込めたため、完成まで4年もかかったのがよく分かる力作だ。本作には森田自身がファンというTha
Blue Harbや彼等のトラック・メイカーのO.N.O、そしてアルバムも好評のDJ Baku等が、本作のために書き下ろした曲が満載。(大場俊明
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