1. Bounty Killer / Mystery Is The Man (Natural Bridge)
Bronxに本拠を持つ当レーベルの強力なNewトラック、"Rice & Peace"。ストリングスの圧倒的な迫力と、うなるベース&ドラム。たたみかけるDJのライミングも完璧なBadmanチューン。どんな奴等もブッつぶす宣言。

2. Elephant Man & Spragga Benz / Warrior Cause (Natural Bridge)

"Rice & Peace"。Man A Top-A-Topな2人の初コンビネーション。そろって凶悪かつワイルドな表現で押しまくるBad Manチューン。リリックスが途中でスイッチする辺りは芸も細かい。当然修正ヴァージョン有り。

3. Alley Cat / Scream We Name(Natural Bridge)

"Rice & Peace"。モテモテな自分を自慢しながらのギャル・アンセム。この一枚はB面の方がナイス。人気上昇中のDJ AssasinとSugar Slickのコンビ。世界の紛争へのアンチを訴えるピースフルなメッセージ。

4. Beenie Man / Reasoning (King Of Kngs)

流行のしゃべくりスタイル。オリジナル・ジャグリン "Double Jeopardy" 使用。レゲエ・ボーイズのメンバーの事故死や、Mercilessの例のクラッシュの事等々に、「どうなってんだよ、なんでなんだよ」と展開する内容。

5.Beenie Man / We Are One (Shocking Vibes)

又々新型リズム "Zig It Up"。ミニマムな構造にシンプルなビートが打込まれているスティクリ系のサウンド。Mystikal & Niveaの「Danger」を流用したメロで、ディビディビ政治家を批判、民衆の一致団結を訴えるリリックス。

6. Ricky Rudie / Zig It U (Shocking Vibes)

(5)と同トラック"Zig It Up"。こちらはそのままのNewダンスをネタにした内容。快調にまくしたてるそのDJは、彼の今迄の作品中でも出色。簡素なトラックが逆に引き立って聞こえる様に冴えてます。

7. Richie Stephans & Bounty Killer / Pot Of Gold (Pot Of Gold)

レーベル名をタイトルに持ってきた理由やいかに? 歌詞を訳せば解ります(ちょっぴりマザコン気味)。WycliffとMary Jのロングラン「911」のムードをそっくりそのまま持ち込んだサウンドもバッチリでしょ。

8. Bounty Killer / Cannibal(Pot Of Gold)

こちらはダンサブルなNewトラック "Mexican" 使用。イントロからして一風変わったラテン・テイストのオリジナル。怒れる男Bountyの異色作。人喰いに女喰いをかけたリリックスで好色男を描写。男が悪いか、女が悪いかは解りません。足しからず。

9. Lexxus / Money A Spend (Pot Of Gold)

"Mexican"。普段より野太いヴォーカルが新鮮。まるで別人の迫力と、十八番のファストDJで押し通す快心作。サビでの一気のDJは流石だ。女には金がかかるが、金に魅かれる女ってのもどうなってんだって内容。

10. Anthony B / Good Cup (Fire Ball)

"African Beat" と言うよりは "No Wanga Gut" なラバダブリズム使用。最近、復活傾向の力強いDJと遠慮なしのリリックスはたのもしいばかり。「ポリスに良いも悪いも無いわな」と言う実体験に基づいた内容。

11. Singing Prince & Danny English /
Hot Ladies (Log On Street Vibes)

R・Kelly「Fiesta」のダンスホール・リメイク・トラック。Stone Loveのものに比べて一寸遅め。DMX、「Do You」の他、Nelly、Ricky MartinのヒットをパクりまくったDJ。シンガー・パートのハチャメチャさといったら…。

12. VC / By His Deeds(Dig Dis)

紹介が大分遅れたロングラン・ヒット曲(1月くらいからJAのラジオではヘヴィー・プレイされていたもの)。「God Is Standing By」とは対を成すようなリアリティ溢れるコンシャス・リリック。渋くて、クセになる歌物。

13. Mark Ice & Dilgin / Cus Cus (Wall Street)

これもリリースは大分前だが、各サウンドのダブでも大人気。これからしばらくも耳にする事が多そうな無名コンビのヒット。男女間の恋愛を題材にした内容。タイトル通りの口ゲンカによる争いをリリックに。テーマ的には伝統的なもの。

14. Beenie Man / Jump For Your Body (Bus Brains)

これはUK盤のみでリリースのシングル。Chane Simoneをシンガーとしてフューチャーした軽快なチューン。底抜けたパーティー・トラックとして秀逸。B面はバンガラ系のリズムのリミックス・バージョンでこっちもGood!