1. Baby Cham / Man & Man [Xtra-Large]

お待たせのリリース。今更説明不要でしょうが、同トラック "Bounce" での「Babylon Boy」の発売も待たれるところ。Fire Houseの "Sleng" も思い出させるエフェクト、バリバリの重低音がカッコイイ。

2. Beenie Man / Trouble Maker [Xtra Large]

"Bounce"。低音部を抜きまくったミックスが、天下一品のDJをより引き立てている(変則打ちのスネアはもう一寸入れといて欲しかったけど)。Dave Kellyが書いたっぽいBad Manリリックス。社会派な一面も有り。

3. Lexxus / Fuss Ting [Brat]

イントロが『007』シリーズのサントラを利用。前述 "Bounce" に似たパターンのトラック。こちらの出来もGood。タイトルにあるように、世の馬鹿げた現実、ダメ人間を痛烈に批判。どんなリズムも乗りこなすこのDJの特徴はバッチリ出てる。

4. Mr.Vegas / Witness Comg [Brat]

これも(3)と同トラック。リリック内容的には次の(5)によく似た「おめえら、どうにかならないか」ってものだが、こちらは随分柔らかい。「Can I Have Witness, Please」って物言いもお洒落(?)な一曲。

5. T.O.K. / Chi Chi Man [Loy]

Tony Kellyプロデュース。タイトル通りのFunny People攻撃ソング。「Chi Chi Manが集まってるBarなんか燃やしちまえ」のイントロ合唱から、途中で聞えるマシンガンの銃声まで情け容赦ない。Chi Chi Manブッ殺せチューン。

6. Capleton / Gimmi The Woman [Big Jeans]

古典「Spanish Harlem」をダンスホールにアレンジした異色スロー・トラック。印象的なメロディラインはそのまま生かしてあるし、メリハリのあるMixもナイス。彼としては珍しい女性へのアンセム。

7. Tony Curtis / Body Calling [Big Jeans]

(6)と同トラック "Blue Drawers"。ここでは唄メロも「Spanish Harlem」そのまま借用。セクシャルな求愛ソングを爽やかに、伸びやかに歌唱。内容のコテコテさとは対照的だが、これも今風でしょう。

8. Sizzla / To The Point [CJ]

最近よりワイルドなSizzla、Wickedな新曲だ。一応クレジットにはジャミー・プロデュースとあるオリジナル・トラック "Tixx" は迫力満点。叩きつける強烈なボトムはタメもあって最高の出来。Fire Manにも負けず劣らずの燃えるリリックス。

9. Mr.Lex / Let It Go [I&I]

ダブで人気の "Women De Ya" リバイバル(Black Solidarity)。ロックンロール調ベースラインのあれだ。まるでドリフな "バンバンディギディ" のリフレインでキャッチーに展開する「Holla Holla」路線のリリックス。

10. Ghost / I Knew I Love You [KT Records]

小気味よくアタックするキックの音色が素晴らしいオリジナル・ジャグリン・リディム "Badness"。ドラムのパートだけでもこのトラックは買いだ。Savage Gardenのコテコテラブソングのカヴァー。踊れます。

11. Buju Banton / Love In The City [Saphire]

Black Uhuru「King Sellashie」の重厚なリメイク・トラック。せちがらく、冷えきったこの世の中にもっと愛が必要だと訴えるメッセージ・ソング。うねるベースと、ダブ処理を施したアレンジも普通にいい出来。

12. Beenie Man / Roll Deep [Mentally Disturbed]

とてもダンサブルと言う事は出来ないが、そのアグレッシヴな音作りは特筆に値する "Volume"使用。各サウンドのダブでは既に多数使用済。「No No!」のフックでオナジミのBad Man リリックス。バズーカ砲まで飛び出す超悪な内容。
 
13. Sanchez / Dreaming [Too Good]

D. Harriottの「The Long Story」のリメイク・トラック。当レーベルらしい聞き易いサウンド。D. Fraser指揮のホーン隊の調べも軽快なスウィートなラヴ・ソング。VPから発売された同トラックとは別曲。

14. Kip Rich, Ghost, Erephant Man, Harry Toddler / Day By Day [True Blue]

それぞれの個性が際立つ、総勢13アーティストによるコンビネーションが目まぐるしいマイク・リレーで繰り広げるGhetto Youthを励ます歌。日々の苦労に負けずにくじけず、日々を大切に生きようといった内容。