1. T.O.K. / Glow [K-Licious]

Beenieのアルバムに収録されていた「The Doctor」と同トラックを使用(「The Doctor」も同時発売)。 "Book Shelf"と基本的な構造は同じだが、より音圧型の重低音が強力。下ネタも混じえてのオリジナル・ギャル・ビジネスソング。

2. CL Smooth , Lexxus / Ki Ki [K-Licious]

既発トラック "KiKi"。目玉はCL Smoothパートのラップか(歌パートとLexusのパートも素晴らしくキャッチー)。タイトル通りのハッパへのラヴソング。何故に認可されないのか、という疑問と怒りを具体的な例を挙げながらリリックスに。

3. Bounty Killer / What Have I Done
[Pot Of Gold]

新型オリジナル・トラック "Problem"。当レーベルには珍しいスローなリズムだ。「Magnet」("Quick Sand")系の今風のうわものの音色がナイス。「Look」への規制に今だ怒りが冷めないBountyの政治批判リリックス。

4. Beenie Man / Ganja Farm [Pot Of Gold]

今回のBeenieは久々にイイぞ。力強いライミングで押しまくる政治批判チューン。ここで、ヤリ玉に上がっているのはガンジャ問題。リリックスの最後尾にあるようにスポークスマンとしてのDJの使命を果たすべく一般大衆のリアリティを歌う。

5. Spragga Benz / Big B??? Gal [Dutch Pot]

曲中では消音されているが、ビッグ・バフ・ギャルの歌。プンプンがダメならバフもダメなんですね、やっぱ。単純明解なビッグ・バフ・ギャルが欲しいってなリリックス。プンプンファットなギャルアンセムでありまする。

6. Crissy D & Lady G / Better Days [Dutch Pot]

"Dry Cough"。ポコ系リズムの99年型とも言えるダンサブルなサウンド。当トラックでリリースされた中で唯一の真面目なリリックス。女性2人組が途中「Nice Time」を引用しながら古き良き日を振り返る懐古ソング。

7. Co Co Tea / Legalize The Herb
[Xterminator]

LucianoとSizzla「In This Time」(今の時点ではUK盤のみリリース)と同トラックを使用。最近とみに増加中のガンジャ(ハーブ)解禁を訴えるリリックス。その効用とケミカルとの違いも混じえクールに歌唱。

8. Sizzla / Strength And Hope [Xterminator]

オリジナルのルーツ調打ち込みトラック。渋みタップリのアレンジはいつも通りのXterminator印。今回は唄うSizzlaの久々の好作を充分に引き立てている。B面のミックス違いがよりベター。若者へのコンチャスな応援歌といった趣き。

9. Degree / Swop [Pretty Boy]

一寸だけ "Answer" に似たNewトラック "King Size"。ちなみに当レーベルはDegreeのセルフプロデュースレーベル。金の切れ目が縁の切れ目って感じの女の子をユーモアタップリにいじりまくる。これは、これでリアリティだな。

10. Merciless / Wah Married We [Pretty Boy]

"King Size"。モテモテなバットマンの自分を讃美する絶倫チューン。アメリカではR・Kelly辺りが唄ってもおかしくはないと言えば、解り易いかな。何人でも誰でも相手にするぜと自信満々に延々とDJする濃厚なセクシャリティはこの人ならでは。

11. Red Rat / Di Bishop
[Father & Son]

Matterhorn、Adonaiらがダブで使用、話題のトラック "Ballyas"。ほとんど "Bada Bada" な打ち込みとサウンド。今後続々とリリースが予定中。トイレから中々出てこない野郎を巡るコミカルなリリックス。

12. Zebra & A.Malvo / Body Guard [How Yu Fi Sey Dat?]

"Stamina Daddy" 系のループがスピード感一杯に迫るオリジナル・トラック "Corners Boy"(Sly Dumber制作)。キーボードも煽りまくる超イケイケ感に盛り上がる事、必至。Diamondsの同名チューンのアダプトもバッチリ。実名入りアンセム。
 
13. T.O.K. / Lock Off The Lights
[Ice-95]

映画「Rocky」サントラからのホーン・フレーズを使用、ヒューマン・ビートボックスを加えて、ダンスホール一丁上がりって感じのS・Remi仕事が充分に楽しめる "Starburst"。訳ありの情事の時は明かりは消さなきゃ、うんぬんって言うリリック。

14. Spragga Benz / Lezz [Rookie]

今回もA・Tyrel制作らしい音色が一杯。"Back Yard" を思い浮かべるサウンドだが、ドラムパートの音色はそれと一線も二線も画す大胆かつ、オリジナルなものだ。浮遊感さえ感じさせるよりダンサブルなトラックとも言えるだろう。レズビアン攻撃歌。