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301    COLUMN    RAW SINGLES

Raw Singles
Text by Takanori Ishikawa
 
1. Jr.Gong & Stephen Marley / Mission (Tuff Gong)
既に大爆発中! 遂にリリース。決して幅広い芸の持ち主ではないけど、ツボにハマった時の破壊力は凄まじいですね、この人は。ゲットー地区の名称連呼で幕を開け、そこに暮らす若者の厳しい現実をリリックスに。ミリタントな打ち込みリズムが激タイト。オリジナル・トラックです。B面はビンギ・ヴァージョン収録。
  
2. Burro Banton / Cross Da Board (Massive B)
これはDave Kellyの "Show Time" のリメイク・トラ "Da Go Go"。ブツ切りのベースラインが強烈にアタックするオリジナルの特徴をそのまま継承。どんなに自分が女にモテるかをリリックスに。こちらも相変わらず面白い。
 
3. Bugle / Say What You Wanna (Massive B)
"Da Go Go"。話題のPapa B「Reggae Come From」のB面収録曲。ソリッドなサウンドにピタリとマッチするクールなDJ。「お前ら、何が言いたいんだ? 何と言われようと俺は全然気にしないけどな」って感じでBad Mind批判。
 
4. Mavado / Informer (Payday)
オリジナル・ジャグリン "Gang-sta Beat"。冒頭からシンセ・ストリングスが煽情的に盛り上げ、バスドラ&ベースが畳み掛けるナイス・トラック。最近数多いこの手の音作り。これはダークになり過ぎずに華やかさがあって良いインファーマー攻撃ソング。
 
5. Bounty Killer / Gal Soldering (Payday)
"Gangsta Beat"。昔から得意のパターンのライミングでスピーディーにDJ。「オレは何時でも準備万端だぜ」のベッドルーム・リリックス。勿論、自信満々です。Bounty のDJに合わせたミックスも気が効いている。
 
6. Richie Stephens / Go Home (40/40)
メロディアス・ダンスホール・トラックの新作。オリジナルです。キャッチーなリズム・パターンは万人受けしそうな感じ。キーボードは相変わらず遊び心満点で、今回はかなりハウス・ミュージック風の音色を使ってます。ジャマイカでは珍しいジェントルマンなリリックスはRichieならでは。
 
7. Future Fambo / Bad Man Skank (111 Production)
Leftside & EscoのEscoがプロデュースしたニュー・レーベル。オリジナル・ジャグリン "Bad Man Skank"。ド派手な音色のシンセリフと低重心でドライヴするリズム・パートがインパクト大。ニュー・ダンス・ネタ。このDJ、元Future Troubleです。
 
8. Esco / Control This Thing (111 Production)
オリジナル・ジャグリン "The Shows Goes On"。「I Got The Power」のあの音色そっくりなシンセが全体をリードする独創的なサウンド。ビートも90年代ダンス・ミュージック風で今まで無かったパターン。「アーティストが自由に歌えないように誰かがコントロールしている」云々の内容。この人らしいチューンですね。
 
9. Jah Cure / Forever (Nicetime)
Harry Jレーベルの名作Lorna Bennett「Bleak Fast In Bed」のリメイク・トラック。ほぼ原曲に忠実な焼き直し。ホーンもしっかり入っていて驚きました。しかも、生ホーン。全編生演奏で70'sレゲエを再現したラヴ・ソング。いいですよ。
 
10. Kiprich / Bun Fi Bun (Big Yard)
軽快でメジャーなミディアム・トラック使用。「Tuffest」っぽいKiprichのフロウにオールドスクールなベースラインがハマるナイス・チューン。ドラムもパンチがあって小気味良し。最近すっかりストーリー・テラーぶりが板に付いてますね。今回は浮気がバレて彼女にやり返された男のお話。
 
11. Lukie D / How Long (Maximum Sound)
Phillis Dillon名曲「Perfidia」のトラックをサンプリング。正に2008年版Rock Steady。Lukie Dのハイ・トーン・ヴォイスが映える、映える。最高です。シックなオリジナルも良いけど、快活なこちらも良いっすよ。初々しい恋心を歌うラヴ・ソング。
 
12. Richie Stephens / Give You My Heart (Maximum Sound)
こちら、B.Marley「Waiting In Vain」のリメイク・トラック。これも最高。何しろ歌が良い。歌える人が良いメロディを掴んだ時は強いっすね。最初の30秒から引き込まれます。ソウル・マナーのヴェテランだけど、これはレゲエとしか言いようがないです。濃厚なラヴ・ソング。
 
13. Sizzla / Forever For Life (Amplex)
オリジナル・ミディアム "Water Drops"。ギターのメロウな演奏が印象的なスムースなサウンド。ウラ声Sizzlaのラヴ・ソング。彼女とは何時も良い関係でいたい。愛し、愛されたいとシングジェイする甘いリリックス。同時発売Chuck Fendaもいいよ。
 
14. Carol Gonzares / How Come How Long (Da Costa)
ほぼ生演奏のしっとりとしたミディアム・トラック。この人の歌声は衰えないですね。相変らず良いっす。プロデュースはDean Fraser。抑制の効いたサウンド・メイクは流石。歌手の良い部分を引き出してます。恋愛で苦労している女性達を題材にしたチューン。

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