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Mighty Jam Rock
Catch De Vibes
 
Interview by Takashi Futatsugi / Photo by Kohei "Kurofin" Kurokawa
 

早くも7作目のアルバムとなる最新作『Catch De Vibes』を完成させた“西の若獅子軍団”MJR。春のビッグ・ダンス「Dancehall Rock 2K7」ツアーを終え、制作ラッシュの峠を越えたばかりのJTBの3人にアンケート・スタイルでその気になるアルバムについて語ってもらった。
 
●「Dancehall Rock 2K7」の感想を。
Jumbo Maatch:今年は4日間で3カ所回る殺人スケジュールだったので、とりあえず終了まではかなりナーヴァスになってましたね。でも東名阪どこの現場でも熱い熱いお客さんのヴァイブスに助けられて大成功で終える事が出来たのは、だいぶ自信となりました。
Takafin:反省点も多々あるけど、満足してます。関係者の方々に感謝!
Boxer Kid:準備の段階で色々自制したり考える時間もあったので、終わった時はほんまにやり切った感じがありました。
 
●今回のアルバムで目指したものとは? 表と裏のテーマがあれば。
Jumbo Maatch:表→究極のDancehall Reggae、裏→色々大変やけど頑張ろう!!
Boxer Kid:アルバム全体でのテーマっていうのはあんまりないんですが、やっぱり一曲一曲、身の回りで起きている事や、最近感じている事が反映されていると思います。
 
●3人のコンビ曲についてコメントを。
Takafin:「Catch De Vibes」は究極のダンスホール・アンセム。
Jumbo Maatch:前作のリードはHome Gのバンドに乗っけてのUKっぽいレゲエだったんで、今作はバリバリの打ち込みのダンスホールでやろう、ってみんなで決めてて。じゃあ、今なら勿論Don(Corleon)のリディムでしょっ!って事でトントン拍子で話が進みました。誰でも唄い易いサビ、ってところも意識しつつ完成した珠玉の一曲。
Boxer Kid:Donのスタジオに持っていったサンプルの中から選んで少しアレンジを加えて貰いました。もう一曲の「Roaling Lion」は、Marcia Griffiths & Beres Hammond「Live On」(ペントハウス)のオケをファイヤーハウスにリメイクして貰いました。“自由を掴むために、常に挑戦しないと”という感じです。
Jumbo Maatch:裏リード曲! 何があっても折れない心、をテーマにした仲間アンセム。国宝Dean Fraserのサックスがグッとくる一品。
 
●それぞれのソロ曲についてコメントを。
Jumbo Maatch:「もう勘弁」は、前作でやったストーリーテリング物を今回は自分の体験談を元にビッグ・ヤードの(Christoper "Longman")Birchのジョグリンに乗っけて“人を見た目で判断するな”ってテーマで。「危険な電波」は、Kirk BenettのBPM140台のダークな高速リディムに乗っけてメディアについて発言。「その時が」は、あのビッグ・リディム“Raw”に乗っけて、Han-Kunとのコンビネーション精神論!! 何回か現場でも披露したけど、かなりアガる一曲。「Living Dead」は、マイナー系の打ち込みワン・ドロップに初めてチャレンジしつつ、嫌な事や悩みは尽きないけど、決して“生きる屍”になるな、頑張ってこうよ、と。このリディムもBirch作。
Takafin:「弾丸Tuff Man」は、Cordell "Skata" Burrell制作の、“Love Punnany Bad”の進化版のような勢いのあるトラックで、曲の内容も、まず最初の勢いづけ的な感じもありつつ、意志を貫いて行くぞ、と。「Over Come」は腐り切ったバビロン・システムに向けての決して屈しないぞというメッセージ。「Reggae Bus」はJing Tengとのコンビで、前回のアルバム発売直後に制作し、現場から浸透させて行こうというコンセプトで作った曲。トラックはFreddie McGregorの息子、Stephen(McGregor)、18歳。天才です。「Still Highest」は、30歳になった今、振り返ってみての心境。そしてこれからの意気込みを歌った曲。今作中唯一のHome Gのオケ。
Boxer Kid:「バラバラ」のオケは、Stephenで、内容は誰もが持っているポジティヴとネガティヴの話。“Bad Mindだと何も上手くいかないぞ”と。「上がるだけ」のオケはKirkで、久々の3人(JTB)のセグメントもので、何となくテーマが“Fight”な感じだったので、自分的には言葉遊び(ライミング)とかをかなり意識して作りました。逆境とか反骨とかを自分の角度から。「Raggamafin」のオケは、“Taxi”をファイアーハウスにアレンジして貰って。もともとBoogie Manのアルバム『Big Time』に入ってた「Brain Wash」という曲をリメイク(?)して、その本人とVader、Armstrongを迎えたラガマフィン・アンセム。「夢の島」は、Kirkで、今までジャマイカ物の曲を作った事がなかったので、南の島の魅力を歌にしました。後でTony The Weedさんにハーモニカも入れて貰って。
 
●今回の渡JA中の忘れ難いエピソード。
Jumbo Maatch:Birchのスタジオでの作業中にいきなりShaggy登場! ブリンブリンのイカツさにまたビックリ!! オーラ出てました。Birchとは彼の新居の地下にあるスタジオで約5〜6時間みっちりリディム作りをしたので印象深かった。身体もハートもデカい、常識のある落ち着いたジェントルマン。
Takafin:夜の田舎道を車で迷ったこと。プロデューサーではStephen。ドラム、ピアノ、ギター、ベースからPro Toolsまで全て一人でやってしまいます。
Boxer Kid:ムラサキさんが一緒に来てくれてて、部屋でゆっくりしている時に、僕のPCにマジックで“マイジャのおっさん”の絵を書いてくれたこと。Stephenの年齢に驚きました。スキルもあるし。11歳でプロになったそうで…。
 
●今作収録曲のリリックで最も気に入ってるラインは?
Jumbo Maatch:そりゃ時に立たされる窮地 劣勢において試される勇気 乗り越えればさらに自由に 期待して待ってる周囲
Takafin:「Still Highest」のさびの部分。
Boxer Kid:やりたいことやりたい時に やりたい分だけやれば良い でもやりたくない事やりたくない時 やらなきゃいけない時がある
 
●最後に「Highest Mountain 2007」への意気込みを。
Jumbo Maatch:照準は既に合わせ、間違いないサプライズを届けるよう計画中。期待しといてね〜。
Boxer Kid:地元だし、唯一のトリなのでやっぱり力入ります。毎年そうですが、やっぱり祭なんで楽しませたいと思います。
Takafin:熱さに負けず、地元大阪の年に一度の祭なんで、弾けます! そして伝説をまた残します!! 
『Catch De Vibes』
Mighty Jam Rock

[Victor / VICL-62453]

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