F-O-R-W-A-R-D-S
 
  スティング2K6。観客動員数3万5千人。会場入口で没収された銃とナイフの数、未発表。投げられたボトル、2個。石投げの小暴動あったものの、ガンショット・フリー。けが人もなし。ステージ上のバッドワード発射の罪でつかまったアーティスト、一名、アイドニア。 
 
 今年も小バトル満載のクレージー・ミックス・アップ。どのバトルも決着つかぬまま2K7を迎える。不完全燃焼気分は残るものの、スティング2K6は平和に終わって、これぞプロモーター側の思う壺だったかな。11月末スティングのプレス・パーティで、'90年代初期の歴史的シーン、ボウンティ対ビーニのクラッシュ映像を意味ありげに会場で流した効果も大あり。 
 
 Mr.スティング、ニンジャマンも健在。 
 女性陣のWarもスティング恒例。クイーン・ポーラがスパイスを煽ったが、その内容についてはここではご勘弁。 
 ほかにも、キプリッチがブラッカを挑発したり、DadaがQQをディスったり。 
 
 マッシヴ! アライアンスのスーパースター、Mavadoは一撃でボス。スティングのHottestアーティスト賞でしょう。 
 
 フル・ブラック(黒装束)で登場早々から大キレなキラーさま。ビーニは長年俺様をAntagonize(英語で「いらだたせる」の意味)しすぎ。ラフカット・バンドにD'Angelも横取り、とビーニを挑発するが、ビーニの登場はナシ。 
 
 アイドニアのステージ。Busyをディスしまくったがこちらもクラッシュには至らず。 
 ヴァイブス・カーテルは、あれだけのことがあったにもかかわらず、強気な中立の立場に一転。会場からヒポクリーツ扱い受けたけど、地元ポートモアのファンに守られて、「Beyonce Wine」、「Tick Tock」、「I Neva」でフォワードなステージ。 
 
 カーテルがビーニをよびこむ。 
 大キレ最大限のキラーさまがビーニのステージにあがろうとするが、警備と取り巻きが止めて目的達せず、虚しく終わる。 
 その後、何度もクラッシュ予告をするキラーさまだけど、結局、大晦日のオリジナル・ジャムジャム、キャンプ・ファイアーなど後続ステージでも実現しなかったボウンティ・キラーV.S.ビーニ・マンのクラッシュ。 
 ついに決裂したショッキング・ヴァイブスとビーニ・マン、2K7はどうなる。 
 
 スティング2K6傑出アーティストはブジュ・バントン。「Driva」は会場大合唱チューン。そのほかにもルータン・ファイア、チャック・フェンダ、ジプシャン、アイ・ウェインなどラスタ系アーティストがヴァイブス上げ。アイ・ウェイン「Life Seeds」は特筆チューン。スペシャル・ゲストにシャギー。エレファント・マンやケイプルトンは、ちょっと弱かったかな。 
 
 嬉しいのはやはり、われらのアキ&ソルトフィッシュが、得意のパトワでボスしてくれたことと、超好評だったエミリランドさん作ニンジャ・マンのお衣装。日本勢ばんざい。2K7もビッグに。Forwards!