PANG
 
Interview by Kazuhiko "Hico" Maeda
 

「夏」「海」「恋」「友達」「ダンス」「Rela~x」。そんな陽気にさせてくれる音楽が人を元気にする。Pangが描くイメージをシンプルにレゲエのリズムに乗せた『Pang II』をリリースした彼女にインタビュー!!

●出来あがった感想は?

Pang(以下P):「できてよかったー!」っていうのが正直。半年位の制作期間で、出来るかなってちょっと不安な時期もあったんですよ。

●自分的にはどんなアルバムに仕上がりました?

P:今までのアルバムと聴き比べて、色的に「夏!」って感じ。最初から最後までバランス良く、すんなり聴ける感じだと思う。悪い意味じゃなくBGMにもなれるけど、かといってメッセージを込めてない訳じゃないし。去年のファースト・アルバムは自分自身を知ってもらいたいのがあったから「喜・怒・哀・楽」を入れてみたんだけど、より一層ポップっていうか陽気な方向に。曲の雰囲気で人を気持ち良くさせる事もできるし、ちょっとした言葉で人を元気にさせる事もできるし。もっと分かり易く楽しませたいと。

●成長を感じさせますね。

P:気持ち的に、2ヶ月位迷いがあった時期もあるけど、昔だったらもっと焦ってたと思う。だけど、1曲1曲作る時に焦りが無く、どこか「絶対出来るはずだ」って思えてる自分がいて。以前よりも楽に聞いてもらいたいとか、楽に伝えたいっていうのが増したかも知れませんね。それは今までちゃんと作品を出してきたから出来るんだって思ったりしたし。ライヴでも、お客さんが増えていったりする事が、自分にとって心強いんだなぁって。

●3月に「Japansplash」にも出演しましたね。

P:今回、マーシャ・グリフィスと色々話ができて、知らない事を教えてもらったっていうより、色んな事に気付かせてくれた。勇気とか力とか元気をもらった気がして。「間違ってないよ、その気持ちがあればいい」って。それから曲作りのペースも上がりましたね。感じた事をどんどん書いて。今出来る事を100%やるっていうのを考える事ができるようになりましたね。単純に彼等に会えた事、ステージを間近で観れた事もそうだし。フィナーレで一緒に歌って踊れた事も凄く大きかった。

●今回のアルバムで特に気に入ってる曲は?

P:全部ですよ(笑)。でも特にといわれると「夢心地の日曜日」も好きだし。「スカンキン・ムード」も乗れるから好きだし。「ココ夏・ビーチ」も。ラヴ・ソングだから照れるけど「フォーリン・ラヴ」も。歌詞を書く前に、自分が感じてる事に対して、ちゃんとした答を今出したいと言うのがあって。「この星の宝」も今伝えたい事がちゃんと書けたし。書きながら気付けた事もあったし。ちょっとした事で大きなものを変えられるとかっていう気持ちがあるから、普段自分はこういう事を心掛けたいとか。みんなもそうあったら、どんどん色んな事がポジティヴに変わっていくんじゃないかなって気持ちが今、凄くあって。このタイミングで書けたのが凄く良かったなって。

●今回アルバムを作り終えて、今後に思う事は?

P:人の思い出になったりとか、人の行動に伴う良いきっかけになる曲を作っていきたいですね。友達と話していて気付かされたんですけど。その人にとってハッピーなれる要素って生活の中にいっぱいあるのに気付いていない自分っているから、そういうのを一個一個いえたら良いなって思いますね。じゃあ、Pangがどういう時に幸せな気持ちになれるのかって。そういうのも探していけたら良いなって思いますね。それがテーマでもありますね。それから、極力笑っていたいですね。誰かにとっての存在もそうですけど、曲でも、人を笑顔にさせられたらいいなって思いますね。

「Pang II」
Pang
[Cutting Edge / CTCR-14431]