Island Express
"Light It Up. Light It Up"
Reiko NAGASE SMITH(協力 アイランドツアー)


 

  ちょうどカーニバルのシーズンも相まって、Dutty Wine(ドティ・ワイン)の勢いで揺れる。木でも車でも屋根でも、上れるところはどこでも上ってドティ・ワイン。木も車も被害殺到です。頭まわしすぎてぶつけちゃった事故なんかも。ドティ・ワインは'90年代初期のバタフライ同様、女の子だけのダンスです。

 例年最後はぐちゃぐちゃで終わるジャマイカ・カーニバル、今年も発砲事件で瀕死状態にて終了。

 ダンスはほかにも、ビーニ・マンの Swing It Weh(スイング・ウェー)=片方の腕をすごい勢いでぐるぐる回すダンス、エレファント・マンのGangsta Rock(ギャングスタ・ロック)=左右交互に後ろに寄りかかるように動くダンス、などみんなで踊ってます。
 前号でふれたゲイ疑惑殺人事件は、解決に至るどころか、その後メディアからは何も聞かれなくなり、消えてしまった。この事件を面白おかしく歌ったチューンが聞かれるだけ。

 今の話題はシャニーカ・アンダーソン事件。ギャングのメンバーを叔父に持つ8歳のシャニーカが、闘争の被害者となった事件で、シャニーカの母親がローカルのテレビ番組に出演してインタヴューを受けた際、シャニーカを殺した犯人が電話出演し、事件後もショッキングな出来事がつづきます。

 最近はテレビ番組もよくできていて、ジャマイカの底辺を覗いて暴く、今までになかったリアルものがふえてます。視聴者参加番組が多く、ジャマイカ各地をまわって、一つのトピックをその町の住人と政治家で討論する番組など熱いです。

 子供が犠牲となる事件が、特に去年あたりから相次ぎ、チャック・フェンダーのヒット・チューン「 Gash Dem」でマショップ。お子様ルーツ・シンガー、QQの人気に続けと、子供参加のチューンも増えました。

 ヒット・リストの「プリーズ・ストップ・ザ・キリング」がヘヴィ・プレイ中。ヒット・リストはスパニッシュ・タウン出身の DJ。ギャングの闘争激化で、スパニッシュ・タウンの治安はさらに悪化するばかり。
 注目アーティストは他にも「 Weh Dem A Do」の Movado、シンガー Alaineなど。

 モンティゴ・ベイで今年も開催の「レッドストライプ・レゲエ Sumfest(サンフェス)」は7/16~7/22、ボウンティ・キラ、ビーニ・マン、ベビー・シャム、ベレス・ハモンド、ケイプルトン、ブジュ・バントン、エレファント・マン、マッカ・ダイアモンドなど人気アーティスト満載。

 2006年夏は、あの「サンスプラッシュ」がジャマイカにコムバッカゲン。8/3~8/6。ビーニ、ボウンティ、ブジュ、カーテル、エレなどジャマイカのイマのアーティストに加えてUB40、スティール・パルスなど重鎮インターナショナルのバンドも見られる。会場はラナウェイ・ベイ。オチョリオスからモンティゴベイ方面に車で約30分の場所で、このあたり、新しいホテルや観光スポットが次々にできている観光産業期待の地区。Weh De Bout.

 オチョリオスにはハードロック・カフェも登場し、ボブママことセデラ・ブッカー経営のジャマイカン・フード・レストランもオープン。ハイウェイの完成を控え、Gear Roun Town.
ボウンティ・キラーの「Saddle To The East」が Rides Again。8/26、セント・トーマスで。
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