レゲ絵 第25回
佐藤 伸治(フィッシュマンズ)
Painted by Yagi / Text by Noboru Yamana
うわ! ここまでヴィジュアルで先に説明されてしまったか。こないだのムーミンのようなイラストを想像・期待していたのに! 確かに日本人の顔がいきなりシリーズに登場すると、妙に違和感があるかも知れない。フットボールのプレミアをTVで見ていて東洋人の観客が映るとシラけるように。やっかみ半分だが。あるいは急にDJが日本語の歌をスピンすると「痛い」ように。メッセージがダイレクト過ぎて。
先日のヤギさんの個展で、某御婦人と話した。彼女はこのシリーズの登場アーティストを「合議」で決めていると思っていたそうだ。違います。ヤギ~編集部は相談してるようですが、僕は御題に口出ししてません、いっさい。画伯、年長ですしね。また、僕の原稿の「ストック」が使われているのか、と思ってもいたそうだが、違います。全て絵の画像データを見てからブランニューを書いてきました。締切りの関係でリスクもあり、しかし楽しい仕事です。
今でも篤いファンの多いことで知られるフィッシュマンズ。僕は間抜けで損でもある役回りです。何を書いても叱られそう、何を引用しても殴られそう。2社から先日リリースされたベスト盤を繰り返し聞いていて、僕が好きになったのは「気分」でした。猛烈な台風のようにROCKするから。