Pushim

Live! Queendom
Photo by Kobayashi Taxi
 
 
2004年11月18日にZEPP TOKYOで行われたPUSHIMの「QUEENDOM TOUR」のファイナルの模様を収録したライヴDVD『Live! QUEENDOM』がキューン・ソニーより遂にリリースとなった。更にスケールアップした彼女のその映像は必見だ!

 ここ数年、国内外のレゲエ・アーティストのDVD作品が多数リリースされるようになり、音楽を聞く楽しみだけでなく、(ライヴという現場以外でも)見るという楽しみ方が増えてきているのはファンにとって嬉しい限りだ。そのライヴに足を運んだ人にとっては、そのときの歓びや感動を再確認できる機会になるだろうし、行っていない人にとっては、単純に映像作品として十分に楽しめる作品も数多くあるだろう。そんな状況の中、昨年の「QUEENDOM TOUR」の模様を収録したPUSHIMのライヴDVD『LIVE! QUEENDOM』が遂に発売された。

PUSHIMにとってライヴDVD作品は2作目である。前作の『LIVE TOUR 2003 "PIECES"~THE FINAL at SHIBUYA AX~』もその圧倒的なパフォーマンスを遺憾なく収録した作品として絶賛されたが、今作はそれ以上にスケールアップした内容になっている。冒頭の、オープニングSE(サウンド・エフェクト)「Welcome to da QUEENDOM」にのってステージ上部に設置された巨大なミラーボールに様々な色の照明が当てられ光が幾重にも反射している神秘的な映像は、その後に何かが起こりそうな予感を想起させてくれる格好の処理だし、各楽曲においてもライヴの臨場感を最大限に表現しつつ、楽曲毎のイメージに合った編集が随所に為されていて、約2時間(本編22曲収録)と言う時間の長さを全く感じさせず、あっという間に終わってしまう印象すらある。

そしてPUSHIM自身のステージ・パフォーマンスもさることながらHOME GROWN SPECIAL BANDのタイトな演奏や多彩なゲストが客演するシーンも見所だ。更に、今回は2種類のボーナス映像が収録されているのも見逃せない。ひとつはPUSHIMのホームタウン、大阪(なんばHatch)でのライヴ映像3曲、もうひとつはツアー中全ての会場で行われたオーディエンスをステージに上げての「DANCE TIMES」(わざとジャマイカの映像っぽくチープな編集処理が、逆にそれっぽくて秀逸!)。

とにかく、いくら語ってもその良さを完璧に伝えることは無理だと思うので、是非ともご覧になって頂きたい。これほどまでに完璧な形で仕上がったレゲエのライヴ作品は、いままでになかったと、きっと納得できるはずだから。