ジャマイカ中からラスタファリアンが集まる勢いの「レベル・サルート」は、さらにビッグ・イベントに成長した。ここでも新星ラスで盛り上がり。ファントン・モジャ、パーフェクト、ボスコムX、アイ・ウエイン、ジャー・メイソン。そしてアントニーB、タービュランスのあと、会場が明るくなり、暑くなってからチャック・フェンダーとリッチー・スパイスが登場。兄スパナ・バナーもゲスト出演。リッチー・スパイスは今や国民的アイドルに。トリは例年通り、ルシアノ。
今年の目玉はジミー・クリフ。若いジャマイカ人には馴染みが少なく、2時間以上ものステージはちとキツかったかな、という感ありだけど、その後もテレビのインタビュー番組に出演したりと、久しぶりのジミー・クリフの露出ぶりは、ボーグルの事件で少しダウンしたエンターテイメント・シーンに、パワーを送った。
ボーグルの事件があった1月は、ジャマイカの警視総監が代わり、野党党首エドワード・シアガが引退し、労働党党首候補に加えて国民党副党首の新たな候補が出現し、大きな変化を迎えた時期。でも人々の意識もストリートの話題も、ボーグル一辺倒。ダウンタウンもアップタウンも。こんなに有名なのにメジャーなメディアに出ることは少なく、常にダンスの現場の人だった。ボーグルはザ・ダンスホールの象徴ともいえる人。ポジティヴな部分とネガティヴな部分、良心とバッド・マインドが隣り合わせ。危険で、魅惑的。ジャマイカが持つ、惹きつける強烈な魅力はすべて、ダウンタウンから生まれてくる。
So Just Rock Bogle Dance From Your Tune A Play.
毎年恒例のビッグダンス「スペクトラム」は、渦中のアーティストがノーショウで、大フラップ。
ボブ・マーリーが、エチオピアに再埋葬される。
今年はボブの60歳の誕生日で、エチオピアで世界的なイベントが開催された。ジャマイカももちろん例年以上にボブの誕生日を祝い、今年8月にはジャマイカ政府が主催するビッグ・イベントも予定されている。
年末のステージ・ショウ「イーストフェスト」で、バッド・ワードを使った罪でポリスに検挙されたシズラ。1月の裁判でコミュニティー・サービスの判決を拒否、15日間の実刑という判決が下り、裁判のあったモラントベイと、地元オーガストタウンで、取り巻きの暴動が起こったほど。この事件は再審に持ち込まれる模様。
そんな中、マイペースで自分の世界をいくマッカ・ダイアモンド。ラス勢の波も無関係、ボーグルの事件後に行われたステージ・ショウも、女の子を中心に集客し、セシールら同志と共にバッド・マインド、ミックス・アップ&ブレンダーの波など押しやる勢いで、Represent!
...As Long As Vibes Can Flow Wi.
Text and Illustration by Reiko NAGASE SMITH
ext and Illustration by Reiko NAGASE SMITH
Ricoのジャマイカ★ArtLife:http://www.ricoart.com
協力/アイランドツアー:http://www.islandtour.jp