レゲ絵 第10回
アストン・パレット
Painted by Yagi / Text by Noboru Yamana
ワープロが開発されても、だからと言って日本人の書く文章が面白くなったわけでもなけりゃ、ツイストが急に効くようになったりもしやしねー。デジカメだって、そうだ。パソコンの検索機能だって、全くそうさね。ラテ欄のタイトルから「ラーメン」と付く番組だけ「自動」的に録画して、どこがオモシレーんだよ!
日本語に限ってファミリーマンを探すとどうか。特に何も引っ掛からないぜ。バックを頼んだことのある吉田美奈子~生田朗の関連ページばかり読んでしまったじゃないか。はい、「全言語」で検索します。なんだよ、WEB上のCD屋のサイトばっかじゃん。唯一判明したこと=ファミリーマンの「由来」。普通ファミリーマンと言えば、家庭を大事にする、つまり他の女性からの誘惑をものともしない、という意味だが、「カレ」の場合は逆だったらしい。ファミリーが、単にたくさんいる!
ウェイラーズのライヴを見た事。見た事があること。バレット兄弟のあのカラミ! スライ&ロビーの「ナマ」を見たこと。あのスライの薄くて黄色い「シン・ベー・ドラ」。思い出話に浸るのはジジーさ。時たま意味のある昔話をしてくれるのも爺さんだけである。旧ヒッピー・ボーイズ、またの名をレゲー・ボーイズ。転じてアップセッターズ。後のウェイラーズ。偉大なベーシスト=モータウンのジェマースンを別格にすりゃ、ラリー・グレアム、アストン・バレット、チャールズ・ラーキーだべ。次点=スクービーの彼。