Rude Boy Face
Interview by TOshiaki Ohba . Photo by Takashi Yanagida  
 
 
 レコードデビューの頃から「誰だこいつ?」「凄い声の奴が出てきた」「まだ高校生らしい」と噂が立つほど本格的なDJをぶちかますルード・ボーイ・フェイス。今やレゲエ界では彼のことを知らない人ってのはいないといっても過言ではないだろう。そのルード・ボーイ・フェイスが遂にミニ・アルバム『Anthem』をリリース。

 ●もう4、5年現場でやってきて、特にここ数年は最前線で活躍してきましたよね。今のシーンの状況はどう見てますか?
Rude Boy Face(以下R):最近は俺より歳下の奴が「歌いたいんで、色々教えてくれ」とか訊かれたりするし、お客さんも若い人が増えてるから、どんどんレゲエを聴く人が増えたのかなって気がしますね。外国で凄い事をやった奴もいるし、日本でちっちゃい現場から盛り上げていった奴もいるし、みんなが頑張ったお陰で、って感じですかね。

●ルード・ボーイに影響を受けたっていう年上のアーティストもいっぱいいるんじゃないの? 
R:どうなんでしょうね。でも焦らせるために(笑)。俺が先輩に影響を受けた分、俺もヤバイの作って刺激を与えないと、みんな上がんないし。

●やっとまとまった形になりましたね。もっと早く出したかったのでは?
R:ダンスとかコンピレーションの仕事をさせて貰って、やっと今が自分でも一番いい時期かな、ってのがあって。ジャパニーズ・レゲエも上がってきてるし、そのタイミングで自分が出して、どのくらいイケてるのかなってのも試したかったし(笑)。

●新曲の他に「Y.G.N.」や「Magnum Bowy」など、今迄の必殺ネタに加えたりと、簡潔だけどルード・ボーイの色が色濃く出てると思ったんだけど。
R:俺っていうのを出せる…今回はルード・ボーイ・フェイスというアーティストがテーマですね。

●という意味で一発目に自分アンセムのチューン「Anthem」を持ってきたと。これは新曲ですね。
R:はい。これは上代(学)君と泊まりがけでいっしょに作った奴で、スタイルも新しいですね。上代君が作るオケが好きだし、やってて一番合うんで。この曲は32小節全部「ルード・ボーイ・フェイス」って言葉で韻を踏んでてサビで上げるっていう。オケも斬新なんで、多分俺にしか合わないオケですね(笑)。

●「Y.N.G.」「Warning」「Magnum Bowy」は、師匠というか盟友というかコーン・ヘッドがプロデュースしてますね。
R:「Y.N.G.」はこの前出たコーン・ヘッドのコンピ盤『Mad Dragon Vol.1』 でひと足早く聴けます。レーベルには関与してないんだけど、"Young Generation" って俺とファットDだけじゃないし、横浜とか東京の仲間を上げるってのを目的に結成されたものだし。若いアーティストもヴァイブスが半端じゃないのがいっぱいいるから俺も刺激になるし。「Warning」はプシンの『Music Is Mystic』に入ってた曲だけど、あっちは色々重ねたりして。で、こっちの方はヴァイブスを強調してって感じで。やっぱプロデューサーの違いって言うのかな。プシンはシンガーだから作り込んでくって感じで、コーン・ヘッドの方は荒々しい(笑)。

●プロデューサーとしてのコーン・ヘッドはどう?
R:いいと思いますよ。ヴァイブスもそうだし、歌い回しとかの指示も意外と細かいし(笑)。悩んでる新人へのアドバイスも適切だし。

●今迄Young Generationとして3人でステージに立ったりしてたけど、これからはピンでガンガンやってけるんじゃないの?
R:そうですね。これを出すことによっての俺の目標は、3人じゃなくて1人のアーティストとしてやってけるように、ってのもあるんです。だから彼等をフィーチャリングしてないし。だからこの作品はYoung Generationの俺ってのじゃなくて、1人のアーティストの作品として聴いてもらいたいですね。

●風林火山のジャンボマンも「Tha Show」でプロデュースしてますね。これはこの中ではちょっと異色。
R:いっしょにやったエル・ナンドは俺と同い年のペルー出身の奴で、風林火山のB.O.P.に所属してるラッパーです。レゲエでもヒップホップでもどんなオケでもイメージさえ湧けば俺的には乗せれるんですよね。もっとヒップホップでやりたいくらい。俺、Gファンクも好きなんですよ。今度控えてるシングルはもろGファンクで、オケはPMXに頼んでるんです。6月位には出せると思うんで…。とにかく今年は曲を作りまくるのでお楽しみに。