オーバーヒート・レーベル40 年の歴史からインスト限定の選曲、珠玉の名曲がアナログLP でついに発売。未発表音源やC D でしか発売されていなかった曲も収録した大決定盤! 38 年にわたるフリーのRiddim誌発行やコンサート主催、マネージメントなどを通じて行ってきた活動の断片である。
過去40 年間、オーバーヒート・レコーズはジャマイカ音楽の比類なきプロモーションと革新的なローカルミュージシャンの育成を通して日本の音楽シーンを変化させ、驚くほどの功績を残してきた。この『The Overheat Story』はミュート・ビート、グラディ、ローランド・アルフォンソ、リン・テイト、ジョニー・ムーア、ディーン、デタミネーションズなどのレアな曲や未発表曲を収録した限定版だ。
‒ David Katz
アナログLP/ 限定盤 OVEL-010 ¥3,200
(税抜)(税込 ¥3,520)
7月13日発売
取扱店 (7/12現在)
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コンパイル/解説:石井志津男
コンパイル/解説:石井志津男
Side A
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Still Echo / MUTE BEAT試 聴
この曲はオーバーヒートがMute Beatをマネージメントしリリースし始めた2枚目の12インチ・シングル「Still Echo」のB面に収録されたテイクだ。この曲を聴くとMuteの凄さが伝わる。こだま和文のトランペットを支える全員(ベースが松永孝義、ドラムが今井秀行、キーボードは朝本浩文、トロンボーンが増井朗人、そしてMixがDMXこと宮崎泉)の実力がデヴュー時にしてすでに完成されたバンドだったということ。ちなみにその12インチA面には屋敷豪太がドラム、オーガスタス・パブロがピアニカで参加した「Still Echo」も収録されていた。(1986年リリース)
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The Message / ROLAND ALPHONSO with TAXI GANG試 聴
このアルバムの10曲中で唯一この曲だけが僕のマスターライツではない。しかしこのローランドの曲は全世界でもOVERHEATが93年にCD化したのみで、知る人ぞ知る曲。しかもバックはTAXI GANGことスライ&ロビー、ギターはギッツィ(ロイド・ウイリス)、サックスはディーン・フレイザーである。こんなモノをアナログ化しないまま放置はできず、今回プロデューサーのロイ・フランシス(Mixing Lab)に連絡したら即OKしてくれたので敢えて収録。(1993年リリース)
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Soul Shot / LYNN TAITT & THE JETS試 聴
グラディから頂戴したボロボロのLP、リン・テイト『Rock Steady Greatest Hits』(Merritone)に収録されていたのがオリジナルだが、2006年にドキュメンタリー映画「ラフン・タフ」を編集していてどうしてもこの曲が使いたくなり、モントリオールまで撮影ついでに出かけて再レコーディングしたものだ。この時いっしょに録った曲が「To Sir With Love」と映画のエンディングで流れる「Under The Hellshire Moon」である。リンはトリニダード・トバゴ生まれだが、ジャマイカのロックステディに大きな貢献をした唯一無二のギタリスト。(2006年リリース)
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Twinkling Star / GLADSTONE “GLADDY” ANDERSON試 聴
1989年にタフゴング・スタジオで深夜から朝までレコーディングしたグラディの『Caribbean Breeze』からの曲。重いベースにグラディのピアノとディーンのサックスが絡む印象的なこの曲は「ラフン・タフ」の冒頭シーンで流れる。グラディはジャマイカン・ミュージックの発展を支えたレジェンドの1人でピアニスト/ボーカリストでありプロデューサー。OVERHEATはグラディのアルバムを合計5枚リリースし、3回の来日公演を行い最も親しかったジャマイカン・レジェンド。(1989年リリース)
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Spinner / TAKAYOSHI MATSUNAGA試 聴
松永孝義は秀れたレゲエ・ベーシストであり、音大出のロッカーでありコントラバス奏者でもあった。僕は89年のMute Beat解散以降ずっと狙っていた。そう、彼のソロアルバムである。2000年を過ぎた頃に1度呼び出して口説いてみたが、全く無理だった。そして2〜3年後、おそるおそるもう一度オファーしたら、今度はなんと即「OK!」。出来上がったのが『The Main Man』である。この曲「Spinner」は彼の盟友である松竹谷清の作曲である。(2004年リリース)
Side B
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Love To Share / MATT SOUNDS試 聴
僕はジャマイカの60年代中頃に流行ったロックステディというレゲエの元になるジャンルが好きだ。そんなわけでロックステディ・ナイトというイベントを1992年に1回目をやって、2015年にまた復活したが、そのどちらにも来日させたのがカールトン&ザ・シューズ、つまりこの曲の作曲者カールトン・マニングである。スタジオ・ワンに残したアルバム『Love Me For Ever』が有名だがソロになってからの曲「Give Me Little More」は世界的にファンが多い。演奏しているのはマット・サウンズ。「ロックステディ・ナイト/Gladdy Unlimited」の全ての演奏をしている世界最高のロックステディ・バンドがこのマット・サウンズである。(2017年リリース)
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Blockade / DETERMINATIONS試 聴
大阪が生んだオーセンティック・スカ・バンドがデタミネーションズである。僕は『full of determination』というアルバム1枚だけを制作した。ライブは何度か主催し仙台、新潟へ一緒にツアーをしたり、福岡のサンセットへも同行したりと短かったが、とても濃い付き合いだった。この曲はアルバム『full of determination』からの1曲、大阪のサンワ・スタジオでレコーディングしたものだ。(2000年リリース)
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Eastern Standard Time / JOHNNY” DIZZY” MOORE試 聴
スカタライツのトランペッター、ジョニー・ムーアが仕切ってくれて「ラフン・タフ」のサントラ用に再レコーディングしたのがこの曲である。「ラフン・タフ」でグラディが鼻歌でこの曲を歌って説明するシーンにどうしてもこの曲が必要となりレコーディングした。ドラムはファヴュラス・ファイブのグラブ・クーパー、ベースはダニー・アックスマンである。
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Under The Cherry Blossom feat. Lynn Taitt / AKIRA TATSUMI試 聴
巽朗はデタミネーションズのサックスだったが東京に移住してきた頃に事務所近くの青山でばったり、いつの間にかOVERHEATスタジオでレコーディングに突入して8曲入り『Keep on Blowin’』が完成。この曲は「ラフン・タフ」のためにレコーディングしたリン・テイト「Under The Hellshire Moon」に巽朗がサックスで共演した最高のリミックス・チューンである。つまり日本ヴァージョンだから「Under the Cherry Blossom」というわけだ。7インチでも発売されたがとっくに完売している。(2013年リリース)
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Tempo feat. Dean Fraser / ROOTS RADICS試 聴
ご存知「Tempo」はキング・タビーのファイアー・ハウス・スタジオで産み出されたレゲエ史に燦然と輝くレッドローズ屈指の名曲だ。ルーツ・ラディックスを89年に初来日させてMute Beatと汐留操車場にできた仮設クラブPITで共演させたが、その合間(いや次のイスラエル・ヴァイブレーション来日か?)にレコーディングしたのがこの「Tempo」トラック。しかし10年ほどトラックのままで全く日の目をみることはなかったが、2000年ころにレッドローズが来日してOVERHEATスタジオでボーカルをレコーディングした。それからさらに数年が経ち、僕がジャマイカに行きレッドローズやディーン・フレイザーをミキシング・ラブに招集し完成させたのがこのDUBである。もちろんレッドローズのヴォーカル・チューンもあり、それは7インチで既に発売中。(未発表曲)
Executive Producer: Shizuo Ishii
(except “The Message” by Roy Francis)
初アナログ曲 A:02,03,05, B:01,03 未発表曲 B:05
Artists
アナログLP/ 限定盤 OVEL-010 ¥3,200
(税抜)(税込 ¥3,520)
7月13日発売
取扱店 (7/12現在)
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(新宿ラテン・ブラジル・
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